2018年12月5日、東京地方裁判所806法廷で第5回期日が開かれ、作花弁護士から原告代表のサイボウズ社長の青野慶久氏に対し尋問が行われました。
青野氏は、以下のような体験や思いを述べました。
・両親が姓名判断の専門家に依頼し氏とあわせて運勢のよい名前を選んだこと
・出席番号1番で先頭を切る機会が多く、人がためらうことにもチャレンジできる強みが青野という氏で育まれ好きであること
・婚姻による氏の変更に伴い株式の名義変更で81万円の損失があったこと
・契約書や海外出張の際に間違いが生じる場合もあり注意するコストがかかり続けていること
・父母会など西端、青野それぞれで認識されるケースがあり会話が複雑であること
・経営者として青野で知られ、Twitter名も「aono」。青野という氏はブランド資産であり知的財産であること
・戸籍上で別氏を呼称できるよう法整備をせず100億円をかけてマイナンバーカードに通称使用併記をするのは国家的損失であること
・同姓を強制する現行法は女性差別撤廃条約に違反するとして国連から改正勧告を3回も受けているが、無視し続けているため日本は国際社会から信頼を失いかねないこと
・災害時に旧姓を通称使用されている方は安否確認が迅速にできないケースがあること
・何十年も前から多くの方々が、婚姻による氏の変更の問題に直面し苦しんでいること
・法律制度を変えるような判決を出してほしいこと
被告である国からの尋問はなく、2019年3月25日(月)13時10分に東京地方裁判所103号法廷にて判決が言い渡されることが決まりました。
裁判終了後は、弁護士会館にて同日に裁判があった第2次選択的夫婦別姓訴訟のグループと合同ランチ交流会を持ちました。
各地の裁判に関する担当弁護士からの解説、原告のあいさつ、参加者からの質問、富山や関西での活動、選択的夫婦別姓・全国陳情アクション、国会議員へのロビイングについての報告やアピールが行われ、参加者同士エールを送り合う温かな会合となりました。
ご準備いただいたみなさま、ご参加のみなさま、ありがとうございました!
なお、今回の期日までに国に提出した準備書面(3)、準備書面(4)、準備書面(5)を資料として公開しています。ご関心ある方はご覧ください。